こんにちは。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。
管理人としゅんと申します。
当サイトは中堅社員であるしゅんが中堅社員の方に向けて、中書企業診断士の勉強方法や中小企業診断士の魅力等について書いています。
このページでは簡単に管理人であるしゅんについて紹介させてください。
中小企業診断士に興味を持ったきっかけ
中小企業診断士の資格に大きく興味を持ったのは新卒で入社した大企業を辞めた後でした。
1年だけしか勤めませんでしたが大企業で強く感じたことは『この会社でずっと働いてて、もし、この会社が潰れたら自分はどうなる?同じ給与を別の会社でも貰えるスキルは身に付いているのだろうか』ということでした。
その頃は友人が勤める某大手電機メーカーの経営不安もニュースで報じられている頃です。
『大企業に勤めることができれば一生安泰だ』と思っていた自分の中に将来の不安が強くなっていた時期でした。
その時に自分が考えたのは食いっぱぐれないスキルを身につけること。
色々と調べている中でたどり着いたのが【中小企業診断士】でした。
お客様とより近いところで働きたいという思いで新卒で探した会社もすべてBtoC企業でしたし、学生時代のバイトで家庭教師・塾講師をずっとやっていたように困っている人を手助けすることができるのは自分にぴったりだと思いました。
しかし、そこですぐに勉強をし始めたわけではありません。
理由として『1,000時間を超える勉強時間を確保できない』というのが大きかったです。
その当時の僕は大企業を辞めて無職でした。まずはなんとしても収入を得る必要がありました。
そこで将来中小企業診断士として働く上で役立つスキルで、かつ自分も興味のある分野で働こうと考えました。
その当時、大学のときの後輩と良く会っていて、出会ったのがHP制作に関することでした。
HP制作会社ではHTMLやCSS等のコーディングに関するスキルやHP制作のディレクターとして数年働いた後、今現在働いているWeb専門の旅行会社に再転職しました。
中小企業診断士の受験を決断
今いる旅行会社は意識の高い先輩が多くいます。
その先輩の一人が中小企業診断士の勉強をしてると聞きました。
先輩はお子さんもいて、なおかつ仕事もバリバリやっている人なのに、空いた時間を見つけて自己研鑽をしてるのを聞いてはっとしました。
自分はこのままで良いのだろうか?
それと同タイミングでコロナがやってきました。
旅行会社にとってコロナによる影響は甚大で売上が前年比95%減となった月もありました。
GoToトラベルで少しは持ち直しても以前のように戻るのはまだまだ先でしょう。
加えて、会社として雇用調整助成金を貰うために週に3日しか働かなくなりました。
今しかない!
中小企業診断士の受験を決断した時でした。
妻の妊娠が発覚
勉強方法は独学を選びました。
これまでに総合旅行業務取扱管理者や簿記2級・FP2級などすべて独学で取得してきたので今回も同じように挑戦しました。
勉強をし始めて1か月経ったころ、妻の妊娠が分かりました。
これは僕にとって初めての子どもです。
めちゃくちゃ嬉しい気持ちと、勉強に時間を割くことができるのは今年で最後だという気持ちが両方ありました。
それから平日は最低でも2時間、休日は多いときは8時間の勉強を積み重ねていきました。
勉強は順調に進んでいたのですが、気になるのは出産予定日と試験日です。
出産予定日は一次試験の10日後でしたが、陣痛がいつくるなんかは全く想定できません。
あとは神のみぞ知るです。
そして試験前日の深夜一時。
「…やばい。破水したかも。」
その妻の声で目が覚めました。
すぐに病院につれていき、破水していることが確定。そのまま入院へ。
仮眠しながら病院から呼ばれるのを待ち、そして夕方に女の子が無事に産まれました。
一次試験。手応えはなし。来年また頑張ろうと思ってました
寝不足と興奮で混乱したまま一次試験の日を迎えました。
経済学・経済政策と運営管理は苦手にしてたので最悪40点以下の足切りにならないことだけを祈ってました。
財務・会計と企業経営理論はそこそこ解けたけどはっきりいって自信はなし。
二日目の3科目でなんとか合格を勝ち取る必要がありました。
そして、二日目。
経営情報システムと中小企業経営・政策、なんだこれ。難しすぎるだろ。
二日目が終わった後は試験前日からの疲れと手応えの無さから、かなりぐったりしていました。
『あぁ、来年また頑張ろう。。』
しかし、自己採点の結果は手応えの無さとは真反対で見事合格!
二択まで絞った解答がどれも正解するなど運がとてもあるように感じました。
これまでの人生で何度も試験を受けてきましたが、これほどまでに手応えのない試験は初めてだったので本当に受かったのかが二次試験の案内がくるまでは信じれませんでした。
子育て、試験勉強、仕事の三刀流
一次試験が終わってから二次試験までの期間は2か月強です。
本来ならば準備期間としては十分かと思いますが、初めての子育てという新たなミッションも加わり計画通りに進められるかは不安でした。
その不安は見事に的中します。
最終的には目論んでいた勉強時間の半分程度しか勉強しかできませんでした。
二次試験の勉強はひたすらふぞろいシリーズを解いていたのですが、やはり模範解答がない試験だからこそ勉強には苦労しました。
事例Ⅱと事例Ⅳはある程度目途がたったのですが、特に事例Ⅲは結局最後まで合格のイメージが掴めませんでした。
『今年はダメかな…』
そんな弱気も覗かせながら試験当日を迎えます。
上位二割に絶対入ってやる
二次試験は上位二割に入れば合格できるともいわれています。
つまり、自分が5割の出来でもほかの人が4割しか出来なかったら合格できるということです。
試験を受ける前の気持ちとしては「自分が難しいと思った問題は隣の人も絶対に難しいと感じてる。最後の1秒まで絶対に諦めないようにしよう」と思ってました。
試験自体は事例Ⅲで大きく躓いたような気がしましたが、「最後の最後まで何か捻りだしてやろう」という思いで解答を書いていました。
一次試験同様に手応えはまったくなかったですが、やるべきことはすべてやったので自然とすがすがしい気持ちでした。
なんとか1年で合格
二次試験の合格発表は本当に緊張しました。
手応えはなかったもののなんとか上位二割に入っててくれという願いが通じたのか、自分の受験番号を見つけたときは本当に嬉しかった。
その後の口述試験もなんとか合格して独学1年で中小企業診断士に合格することができました。
中小企業診断士の試験は難しいですが、一生役に立つ知識ばかりです。
そして、国の中小企業を守りながら育てていくためにも必要な士業だとも思っています。
このサイトから一人でも多くの方が中小企業診断士に興味を持ち、そして中小企業診断士試験に一人でも多くの合格することを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。