中堅社員になった今、以下のような不安や悩みを抱えていませんか?
・お客様に良い提案ができない
・チームのマネジメント方法が分からない
・この先のキャリアが不安だ
この記事ではこのような不安や悩みを抱える中堅社員の方に対して、中小企業診断士の資格取得をおすすめする理由を書いていきます。
中小企業診断士は中堅社員に人気沸騰中の資格!
昨今、中小企業診断士が中堅社員から大注目の資格であることはご存知ですか。
実は様々なメディアで取り上げられていて、そのうちいくつかを紹介いたします。
まず一つ目は、専門家が選ぶ40代からの学び直しに役立つ資格の第1位として中小企業診断士が選ばれています。
専門家が推す理由は以下です。
「企業をトータルな視点で見ることができるようになり、スキルは勤め先でも生かせる」
「官民で幅広く活躍できるフィールドがあり、経験が生かせる」
「難しい資格だが、これまでの知識・スキルを整理でき、開業の道もある」NIKKEIプラス1 2022年1月15日付
その他、ビジネスパーソンが新たに取得したい資格ランキングでも、あのTOEIC® テストを抑えて堂々の1位に選ばれています。
順位 資格名 1位 中小企業診断士 2位 TOEIC® テスト(C レベル、470~730点未満) 3位 TOEIC® テスト(B レベル、730~860点未満) 4位 TOEFL® テスト 5位 宅地建物取引士 日本経済新聞 2016年1月12日付
中小企業診断士が中堅社員にとっても人気があることをお分かりいただけたでしょうか。
では、なぜ中堅社員にこれだけ人気があり、かつ僕がおすすめしている理由かを書いていきます。
中小企業診断士をおすすめする3つの理由
中小企業診断士は数ある難関資格の一つであり、一次試験、二次試験を一発で合格するストレート合格率は平均4~6%です。
また、平均的な勉強時間は1,000時間を超えるともいわれており、複数年で合格を目指す人も珍しくありません。
一次試験の勉強に1,000時間、二次試験の勉強には200時間かかりました。
それでも、僕が中小企業診断士をおすすめするのには次の3つの理由があるからです。
①:ビジネスパーソンに必要な知識を体系的に学べる
中小企業診断士の一次試験には7つの科目があります。
- 経済学・経済政策(①マクロ経済、②ミクロ経済)
- 財務・会計(①アカウンティング(会計)、②ファイナンス(財務))
- 企業経営理論(①経営戦略論、②組織論、③マーケティング論)
- 運営管理
- 経営法務(知財産権、会社法等)
- 経営情報システム
- 中小企業経営・政策
一次試験では幅広い知識を体系的に学んでいきます。
経営戦略、マーケティング、財務、基本的な法律やITのことなどビジネスパーソンにとって必要な内容が盛りだくさんです。
たとえば、企業経営理論の組織論では、リーダーシップや組織形態について学ぶことができ、すぐに実務で活かせそうな内容も多くあります。
勉強し始めの頃は学んだことが身についた感じはないですが、少しずつ点と点が線に繋がっていくような感覚を味わえるようになってきます。
財務・会計で学んだ安全性分析等は企業の信用調査を行う際に役立ちました!
②:文章力・要約力が鍛えられる
僕が中小企業診断士の資格勉強で一番おすすめしているのが二次試験の勉強です。
なぜイチオシするかですが、下の二次試験の試験問題を見てください。
二次試験の事例Ⅳを除いた事例Ⅰ~Ⅲは、与件文からその企業の課題を読み取り100字~160字程度で解答を記述します。
試験時間はたったの80分。時間との闘いでもあります。
日本人の多くは文章を書くのが苦手とされています。
しかし、文章を書くことは日常業務において大きなウェイトを占めていませんか?
クライアントや上司に正しく物事を伝えるための「文章力」は、”できる中堅社員”にとっての必須スキルです。
二次試験の勉強で身につくもう一つのスキルは「要約力」です。
二次試験は80分の中で与件文を読み、企業の課題を見つけ最適な解答を100字~160字で記述する試験です。
80分という試験時間はあっという間で、多くの受験生から試験時間が足りないという声があがります。
一次試験は途中退室する受験生も多いですが、二次試験は途中退室する受験生はほぼいません。最後の1秒まで皆必死に解答をかいていました。
限られた時間の中で課題を見つけ、そして最適な解決策を提示する「要約力」のスキルは必ずや今の仕事にも役立ちます。
③:キャリアの選択肢が増える
終身雇用制度の崩壊、老後2,000万円問題、早期退職の募集などなど、我々中堅社員とっては耳の痛い話題が絶えない日々です。
その他、お勤めの企業によっては上のポストが埋まっていて出世が考えにくいという悩みもあるでしょう。
僕の会社は平均年齢が45歳を超えていて、30歳代でも若手社員扱いです。上のポストも詰まっていて出世する頃には定年間近でしょう。
中小企業診断士の資格取得後のキャリアは大きく分けて次の2パターンあります。
プロコン等
企業内診断士とは勤めている企業で経営陣へアドバイスや自部署のマネジメントを行うことを指します。
その他、経営企画チームに異動になり給与がアップした例もあります。
プロコン等とは、経営コンサルタントとして独立開業することや、コンサルタント会社に勤務することを指します。
経営コンサルタントとして独立すれば年齢に関係なく働くことができ、60代以降のお金の面での心配も減るのではないでしょうか。
人生100年時代と言われる昨今、キャリアの選択肢の幅を拡げておくことは重要です。
まとめ:中小企業診断士は挑戦する価値のある資格
先ほどもお伝えしましたが中小企業診断士は難関国家資格の一つです。
合格率の低さを目の当たりにすると受験をやめようと考えてしまうかもしれません。
しかし、誰でも取れる資格を持っていてもライバルとの差別化を図ることはできないでしょう。
中小企業診断士の資格を取れば確実に周りからの目が変わります。
今後のあなたの人生でずっと役に立つ中小企業診断士の資格には十分に挑戦する価値があります。
ぜひ、一歩踏み出してみましょう!
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