令和5年度の受験に備えて、試験勉強に励んでいる方も多いのではないでしょうか。
中小企業診断協会からの試験日程の公式発表は例年4月20日頃となっており、まだ今年度の試験日程が明らかになっていません。
3月15日に令和5年度の試験日程が発表されました。
計画的に勉強をするために、過去の日程から令和5年度の試験日程を予想してみたいと思います。
令和5年度(2023年度)試験日程予想
令和5年度(2023年度)試験日程の予想は以下の通りです。
3月15日に公式発表されましたが、以下の予想通りでした。
一次試験 | 令和5年8月5日(土)・6日(日) |
二次試験(筆記試験) | 令和5年10月29日(日) |
二次試験(口述試験) | 令和6年1月21日(日) |
令和5年度の試験は例年通りに行われると予想します。
令和2年度と令和3年度は日程が変則的でしたが、これは東京オリンピックによる影響です。
今年度はオリンピック等の大きなイベントは控えていないため、一次試験は8月の第1週の土日、二次試験(筆記試験)は10月末、二次試験(口述試験)は翌年1月末が濃厚です。
過去の試験日程
次に過去の試験日程を見てみましょう。
年度 | 一次試験 | 二次試験(筆記試験) | 一次試験から二次試験までの期間 |
令和5年度(2023年度) | 令和5年8月5日・6日(予想) | 令和5年10月29日(予想) | 85日 |
令和4年度(2022年度) | 令和4年8月6日・7日 | 令和4年10月30日 | 85日 |
令和3年度(2021年度) | 令和3年8月21日・22日 | 令和3年11月7日 | 78日 |
令和2年度(2020年度) | 令和2年7月11日・12日 | 令和2年10月25日 | 106日 |
令和元年度(2019年度) | 令和元年8月3日・4日 | 令和元年10月20日 | 78日 |
平成30年度(2018年度) | 平成30年8月4日・5日 | 平成30年10月21日 | 78日 |
平成29年度(2017年度) | 平成29年8月5日・6日 | 平成29年10月22日 | 78日 |
平成28年度(2016年度) | 平成28年8月6日・7日 | 平成28年10月23日 | 78日 |
上の表は過去数年間の試験日程と一次試験から二次試験(筆記試験)までの期間をまとめた表です。
令和2年度と令和3年度はともに東京オリンピックによる影響で変則的な日程になっていますが、それ以外の年度は大きな変動がないことがお分かりいただけるかと思います。
令和2年度は新型コロナウイルスの影響で結局オリンピックが開催できませんでしたもんね。
過去の日程を見ると一次試験と二次試験(筆記試験)の間隔が令和4年度は85日間でしたが、令和元年度までは78日間でした。
一次試験は令和5年8月5日(土)・6日(日)で間違いないと思いますが、もしかしたら二次試験は令和5年10月22日(日)になるかもしれません。
二次試験までの期間が1週間だけ想定より短くなるかもしれないことを念頭にいれときましょう。
試験科目
一次試験
一次試験は合計7科目あり、2日に渡っておこなわれます。
試験時間は科目によって60分 or 90分であり、すべてマークシート方式の試験です。
試験時間 | 試験科目 | |
1日目 | 9:50 ~ 10:50(60分) | A 経済学・経済政策 |
11:30 ~ 12:30(60分) | B 財務・会計 | |
13:30 ~ 15:00(90分) | C 企業経営理論 | |
15:40 ~ 17:10(90分) | D 運営管理 | |
2日目 | 9:50 ~ 10:50(60分) | E 経営法務 |
11:30 ~ 12:30(60分) | F 経営情報システム | |
13:30 ~ 15:00(90分) | G 中小企業経営・中小企業政策 |
1日目は、二次試験とも関連が深い、財務・会計、企業経営理論、運営管理と二次試験には出題されないが難易度が比較的高い経済学・経済政策の4科目あります。
中小企業診断士の勉強を始める方は二次試験と関連の深い科目から始めるのが一般的です。
2日目は暗記三兄弟とも言われる、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策がおこなわれます。
暗記が中心ですので勉強期間の終盤に勉強するのが効率的です。
次に一次試験に必要な勉強時間ですが、一般的には1,000時間超の勉強時間が必要といわれています。
本業が忙しい方は1,000時間の勉強時間を1年で確保することは困難な場合もありますので、最初から2年間で合格を目指す方も多くいらっしゃいます。
ざっくり毎日3時間の勉強を丸一年続けると1,000時間を超えますね。
各科目の勉強方法等については以下の記事を参考にしてみてください。
財務・会計の難易度と勉強法
企業経営理論の難易度と勉強法
運営管理の難易度と勉強法
経営法務の難易度と勉強法
経営情報システムの難易度と勉強法
中小企業経営・政策の難易度と勉強法
二次試験(筆記試験)
二次試験(筆記試験)は4科目あり、一次試験とは違って1日で行われます。
各科目制限時間は80分であり、こちらも一次試験のマークシート方式とは違って記述式の試験です。
4科目目の事例Ⅳの頃には頭の回転が鈍くなっているのが分かるくらい体力が消耗します。日頃から長時間勉強に慣れておくことをおすすめします。
試験時間 | 試験科目 |
09:40~11:00(80分) | A 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I |
11:40~13:00(80分) | B 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II |
14:00~15:20(80分) | C 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III |
16:00~17:20(80分) | D 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV |
二次試験(筆記試験)は一次試験終了後に勉強を始める人が多いと思いますが、大体どれくらいの勉強時間が必要なのかは早めに把握しておきましょう。
申込方法
一次試験の申し込み方法は郵送のみとなっており、Webで申し込みをすることができません。
願書の取り寄せ方法は以下の2通りです。
- 郵送による請求
- 窓口に直接取りに行く
郵送による請求方法は中小企業診断協会の公式HPに詳細が書いてありますので参考にしてください。
参考:中小企業診断協会
その他、窓口に直接願書を取りに行くこともできます。
僕は郵送による請求が面倒くさかったので、仕事で近くまで行ったときにちょいと寄って取ってきました。願書は部屋の外に置いてあったのですぐに受け取ることができました。
窓口は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇・金沢・四国の10都市で受け付けています。
※金沢と四国については、令和5年度から試験的に実施。なお、四国については、令和5年度は松山会場で実施しますが、令和6年度以降は高松会場と交互に実施する予定です。
気になる受験料ですが、残念ながら令和4年度から値上がりしてしまい、一次試験は14,500円、二次試験は17,800円が必要となっています。
僕の時は一次試験が13,000円、二次試験が17,200円でした。ちょっとの値上がりとはいえ、痛いですよね。
勉強方法
中小企業診断士の勉強方法には大きく分けて以下の3つがあります。
- 独学
- 通信講座
- 予備校
費用面からみると独学が最も安価で済みますが、勉強時間は他の2つよりも多めにかかってしまいます。
通信講座や予備校は勉強すべき点を教えてもらえるので効率的に勉強が進められますが、費用面でいうと予備校は割高感を感じるかもしれません。
コスパの面からいうと通信講座が最もおすすめの勉強方法になります。
まとめ
おさらいですが、令和5年度の試験日程の予想は以下の通りです。
一次試験 | 令和5年8月5日(土)・6日(日) |
二次試験(筆記試験) | 令和5年10月29日(日) |
二次試験(口述試験) | 令和6年1月21日(日) |
東京オリンピック等の大きなイベントが控えてないため、例年通りの試験日程が予想されます。
公式発表は4月20日頃ですので、中小企業診断協会の公式HPもチェックしておきましょう。
計画的に勉強をすすめ合格を勝ち取りましょう!
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